『不安の力』なる五木寛之氏の著書をアマゾンに注文した。配送されてみて驚いたことには、これは以前に初版ものを、ハードカバーで既に求めていたのだった。ハードカバーは1,365円であり、集英社文庫ものは500円である。
書店で購入するときは、実物を見ているから、そのように2度買いをするようなことはない。と言いたいところだが、そんなことはないのであって、よく昔からそれをしていた。
ネットで買おうが、書店で買おうが、関係なく過ちを犯すということは、購入するメディアに起因するのではなく、別のところにその誤りの原因を探らなければなるまい。
一つ考えられることは、五木氏の本を随分と買って読んでいるので、その題名は記憶から飛んでしまっているのだろうということである。つまり内容・思想などが私の中にインカーネートされてしまっているということである。
となると、よほど注意して、それはハードカバーを文庫本化した再販ものかどうかを、出版日を確かめてから購入しなければならないことになる。しかしそんな手間をかけるよりダブって買ってもそれはそれとして構わないのだと、覚悟を決めたほうが、気が楽というものだ。
考えてみれば、昔から私は、本は消耗品と考え、線を引いたり書き込みをしたりと、読み潰して来たのだから、むしろ重複して買ってしまうということは、書籍を消耗品化して消費しているのだから、自慢してもかまわない習癖なのだと言えまいか? とは、余りにも我田引水・自画自賛に過ぎると反省はしておこう。
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